ヘルメットの装着義務

ヘルメットとは、頭部を衝撃などから保護するためにかぶります。砕けて言えば、あなたの命を守るためにかぶります。日本では、自動二輪車や原動機付自転車で公道走行をするときにはヘルメットの装着義務があります。ただし、三輪以上で車室のないオート三輪・バギー・ミニカーでの走行の場合、2007年現在ヘルメット装着を義務付けられていません。。
アメリカ合衆国では、ヘルメット着用義務のないアイオワ州、イリノイ州、ニューハンプシャー州があります。またテキサス州、フロリダ州など26州では、若年者・初心者に限ってヘルメット着用義務があるなど、ヘルメット着用義務は各州により異なります。
日本において通用する規格には、JIS・SNELLなどがあり、その中でもSNELL2005規格が一番厳格とされています。消費生活用製品安全法により乗車用ヘルメットは特定製品とされ、事業者が検査をしている旨のPSCマーク、SGマークのがないと販売及び陳列ができません。
バイクヘルメットの種類は大きく分けて3タイプあります。頭と顔をすべて覆ったフルフェイスタイプが最も安全性が高いものです。密閉感が高く息苦しそうに見えますが、近年では換気を良くする機能を採用した製品が増えていますので、思ったほどではありません。

ヘルメットの選び方

バイクショップやバイク用品店に行って、実際にかぶってヘルメットを選んでください。これは、服や靴を選ぶ場合も同じですよね。初めての場合は、店員さんに「初めてヘルメットを買います。自分に合うサイズが判りません」と相談してもいいかもしれません。
ポイントとしては、ヘルメットかぶった時に、少しキツイと感じるぐらいが、ちょうど良い大きさです。頬のところに隙間ができない位が、丁度の大きさです。なぜなら、高速で走っていると、風圧・道路状況によりヘルメットがズレてくるときもあります。必ずショップに行って、実際にかぶってみてバイクヘルメットを選んでください。間違っても、気に入ったからとインターネットで直接購入しないことです。
実際のショップで自分に合うサイズのヘルメットがわかったら、同じものを安くネット通販で買うときは、ヘルメットの製造時期に注意して下さい。安売りのヘルメットは、製造時期 が古い場合があるので、十分注意が必要です。ヘルメットは、寿命が3年程度の消耗品 です。古いヘルメットは、劣化していて衝撃を吸収できなくなっています。少しのお金よりも命を大事にして下さい。

規格によるヘルメットの選び方

バイクヘルメットは、万が一の転倒時に大切な頭部を守るという大切な役割をもっていまので、最低でもSG規格をヘルメットを選ぶべきです。JIS規格やSNELL規格を取得するためにコスト・デザイン、時には重量面が犠牲になることもあります。アライヘルメットに関しては、SNELL規格より厳しい社内規格「アライ規格」を設定しヘルメットの安全性を追求していますし、ヘルメットメーカー「SHOEI」は、その状況に適合した規格を取得し、タウンユースとレーシングユースにも対応するような商品の色分けを行っています。
・SG規格 PSCマーク
 このSGマーク制度は、万一ヘルメットが国の定めた認定基準に適合していないため、着用者が損害を蒙った場合に、その損害を賠償するものです。またPSCマークは、製品安全協会が経済産業大臣の承認を得て定められた認定基準に適合している製品に表示されるマークで、このマークを表示していないものは、その販売又は販売目的の陳列が禁止されています。
・JIS2000
 日本工業規格(JIS)は、工業標準化法に基づき制定された規格です。警察・医者・通産省・各安全協会に関係する専門家たちの意見をもとに、安全性能に対する規格を定めて、適合製品をJISマークによって認定しています。
・SNELL規格
 非営利的機関「スネル記念財団」によって制定される規格です。テスト条件を設定する際は最もシビアな条件を採用するという原理により、5年ごとにその規格が見直されています。この規格は、レーサー専用の規格ではなく、一般の公道を走るヘルメットのための規格です。



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